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ミリキャンバス(MiriCanvas)は危険なの?安全性・AI学習・商用利用の注意点を整理する

※本記事には広告が含まれる場合があります。紹介する商品・サービスは編集部が独自に調査し、記事の内容に沿って選定しています。

ミリキャンバス(MiriCanvas)は、テンプレートやAI機能を使って、プレゼン資料、チラシ、SNS画像、Webバナーなどを作成できるオンラインデザインツールです。

無料プランから使えるため、「資料作成に使ってみたい」「AIでプレゼン資料を作ってみたい」と考えている人も多いでしょう。

一方で、仕事で使うとなると気になるのが安全性です。

ミリキャンバスは安全なのか
入力したデータが公開されてしまうのでは
商用利用や著作権で問題はないのか

こうした点を不安に感じる人もいるかもしれません。

オンラインツールや生成AIは、利用規約を確認しないまま使うと思わぬトラブルにつながる可能性があります。

ミリキャンバスはどうなのでしょうか。

本記事では、ミリキャンバスの安全性について、利用規約やAI機能、商用利用、著作権、PPTXファイル共有の注意点を、小さな会社が仕事で使う目線で整理します。

判断の全体像

ミリキャンバスは危険なの?なぜ不安に思われるのか

ミリキャンバスについて検索すると、「安全性」「危険」といった言葉が気になる人もいるかもしれません。

実際、こうしたワードで検索している人も一定数いるようです。

では、なぜこうしたワードで検索されるのでしょうか。

「海外発」の「AI機能」がある「オンライン」サービスだから

ミリキャンバス(MiriCanvas)は、MIRI D.I.H Co., Ltd.(株式会社ミリディ)が運営する韓国発のオンラインデザインツールです。

不安を感じる人の中には、

海外発のサービスだから
AI機能があるから
Web上で使うデザインツールだから

という理由で慎重になっている人もいるかもしれません。

確かに海外サービスの場合はサポート面で不安を感じるかもしれません。Web上で使うサービスである以上、アカウント情報や制作データをサービス上で扱うことになります。生成AIツールに対する漠然とした不安もあるでしょう。

ただし、これらの条件はCanvaやAdobe Express、Googleスライド、各種AIツールなど、仕事で使われる多くのサービスにも当てはまります

個人で使う分には安全なサービス

ミリキャンバスは韓国発のツールではありますが、東京都渋谷区に拠点を構えており、電話番号も公開しています。

ISO 27001・ISO 27701などのセキュリティ認証も取得(韓国語の公式ページで確認)しているため、一定の情報管理体制は整えられていると考えられます。

海外発のツールではありますが、個人利用で過度に危険視する必要はないでしょう。

ただし、「仕事で使う」という場面で考えると、気になる点がないわけではありません

次の章からは、業務利用で注意するべき点について確認していきましょう。

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編集画面にアップしたデータは公開される可能性がある?業務利用の注意点

ミリキャンバスは個人で使う分には安全なサービスではあります。しかし、業務利用となると、注意すべき点がないわけではありません。

まず注意したいのは、ミリキャンバス上で編集・保存するデザインデータの扱いです。

ミリキャンバスの利用規約には、利用者が入力したデータについて下記のような記述があります。

会員は、『サービス』を利用して制作した『ユーザーデザイン』を『当社』が使用事例の共有目的で『当社』のウェブサイト及びソーシャルメディア等に掲載することを許可します。

ユーザーデザインとは、ミリキャンバスのエディタを通じて直接編集または保存したデータを指します。

条文を素直に読むとミリキャンバス上に入力した情報は「完全な非公開保管物として扱われるとは言い切れない」ということになります。

この条項は、おそらく「こんなデザインが作れます」という見本や、サービスの広報材料として使うことを想定したものだと思われます。

ただし、仕事で使う側から見ると注意が必要です。

チラシや広告画像など、公開を前提としたものであれば問題ないケースも多いでしょうが、社外秘の営業資料、未公開の料金表、顧客名が入った提案書、個人情報を含む資料などの場合、後からトラブルになる可能性もあります。

機密情報や個人情報はダウンロード後に入力する運用が無難

機密情報を扱いたい場合は、ミリキャンバスではダミーデータや仮の文章でデザインを整え、PowerPoint形式やPDF形式でダウンロードした後に、社内環境で正式な情報を書き加える運用が安全です。

特に、顧客名、取引条件、見積額、未公開の事業計画、個人情報などは、最初からミリキャンバス上に入力しない方が無難です。

ミリキャンバスには日本人にも使いやすいテンプレートが豊富にあるため、使い方を間違えなければ業務では強力な味方になりえます。

何に使えて、何に使えないかをしっかりと確認したうえで、活用していくことが重要です。

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AI機能に入力した内容は学習される?

次に気になるのが、AI機能に入力した内容の扱いです。

ミリキャンバスには、AI資料作成、AI画像生成、背景除去、写真拡張、AIライティングなど、複数のAI機能があります。

AI機能を使うときに多くの人が気にするのは、「入力した内容がAIの学習に使われるのか」という点でしょう。

この点について、AIツール機能規約の第7条では下記のように明記されています。

当社はAI学習用にユーザー入力データを使用していません。

入力した内容がAIの学習に使われるかーという点については心配しなくてもよさそうです。

入力する内容などについては「マーケティング」に利用される可能性も

ミリキャンバスのAI機能については、入力した内容が「学習」されることはなさそうです。

一方で、AIツール機能規約を確認すると、ユーザーがAIツールに入力するテキスト、アップロードする画像、その他のコンテンツである「ユーザー入力データ」や、それにより出力された「AI成果物」について、下記のように規定されています。

ユーザーは、ユーザー入力データ及び、AI成果物について、法的に許容される範囲内で著作権及び所有権を保有し、当社がこれを使用して当社のサービスをマーケティング及び改善するために使用する権限を付与します。

AIに学習されることはないが、「入力したデータや成果物については、ミリキャンバス側がマーケティングに利用できる」と読めます。

「マーケティング」が何を指すかまではこの条文だけではわかりませんが、少なくとも仕事で使う場合は、顧客名、個人情報、契約内容、未公開の売上情報、社外秘の企画書などをそのままAI機能に入力しない方が無難でしょう。

AI資料作成を使うなら、架空の会社名、ダミーの数値、一般化した説明文で構成を作り、正式な情報は後から社内環境で書き加える。

この使い方であれば、AI機能の便利さを活かしながら、情報管理上のリスクを下げられるでしょう。

別記事で詳しく紹介していますが、ミリキャンバスのAI機能自体は使いやすく、業務効率を大きく向上させる可能性を秘めています。

使い方の工夫は必要ですが、「使わない」と決めてしまうのはもったいない機能です。

無料でも試せるため、自分の業務に合いそうか一度考えてみてもよいでしょう。

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商用利用はできる?広告・広報物なら使いやすい

ミリキャンバスを業務で利用する場合、商用利用の可否とその範囲は重要なポイントです。

公式ヘルプでは、利用規約とライセンスポリシーを守って作られたデザインについて、非商業用目的または商業用目的の広告・広報物に使用できると案内されています。

そのため、自社の営業資料、社内説明資料、SNS投稿画像、Webバナー、チラシ、ポスター、パンフレットなどを作る用途では、比較的使いやすいツールといえそうです。

ミリキャンバスで作成したプレゼン資料を、報告書、提案書、発表用資料などとして使うことも想定されています。

ただし、商用利用できるからといって、何にでも自由に使えるわけではありません。

特に注意したいのは、デザインそのものが商品の価値になる使い方です。

スタッフ用TシャツはOKだけど、販売用TシャツはNG

公式サイトのヘルプでは、会社でスタッフが着るTシャツのデザインを作ることは可能でも、販売用Tシャツのデザイン制作には使えないと案内されています。

同じように、ステッカー、テンプレート、素材集、販売用グッズなど、デザイン自体を商品として売る使い方には注意が必要です。

ただ、こうしたツールを使うときにもっと困るのは「この使い方がOKなのかがわからない」というケースです。ミリキャンバスのように例を示してくれているのは、むしろ親切な設計だといえます。

自社の広告・広報物として使うのか。
顧客に資料として渡すのか。
デザインそのものを商品として販売するのか。

この違いを分けて考えれば、トラブルを避けることはできるでしょう。

PDFでの入稿は使いやすいが、PowerPoint形式のファイルには注意が必要

商用利用の中で、もう一つ注意しておきたいのはPowerPoint形式のファイルの扱いです。

ミリキャンバスで作ったデザインは、ダウンロードして使うことができます。チラシやポスターを印刷する場合、PDF形式でダウンロードして印刷業者に渡す運用は使いやすいでしょう。

一方で、PPT形式のファイルには注意が必要です。

ミリキャンバスでは、作成したデザインをPPTX形式でダウンロードすることもできます。

PPTX形式であれば、PowerPoint上で編集できるため、自社内で調整したり、発表用資料として使ったりするには便利です。

しかし、公式ヘルプでは、PPTファイルは編集可能なテンプレート形式に該当し、他人への共有、配布、販売は禁止と案内されています。

自社内で使う分には問題ないでしょうが、顧客や取引先に編集可能なPPTXファイルとして納品する使い方には注意が必要です。

受託業務で資料を作る場合は、PDF納品を基本にする。

このあたりを押さえておくと、仕事で使う際のトラブルを避けやすくなるでしょう。

著作権で注意したいこと

商用利用をする場合、著作権も押さえておきたいポイントです。

ミリキャンバスのライセンスポリシーでは、写真、画像、イラスト、アイコン、フォントなどは「デザイン要素」として整理されています。これらは著作権法で保護されており、明示的にユーザーへ認められていない権利は、ミリキャンバス側または原著作者が保有するとされています。

たとえばミリキャンバスのイラストやアイコンを1つだけ保存して、別の素材集として使う。テンプレートをそのまま再配布する。素材を抜き出して販売する。こうした使い方は避ける必要があります。

公式ヘルプでも、素材1つを単独で保存して使うことはできず、2つ以上の素材を組み合わせて「デザイン」として使う必要があると説明されています。

仕事で使う場合は、ミリキャンバスの素材を「完成したデザインの一部」として使うことを前提にしましょう。

素材単体の抜き出し、再配布、販売用商品のデザイン化、ロゴや商標としての利用は避ける。

この点を押さえておけば、著作権面のリスクを抑えながらミリキャンバスを使いやすくなるはずです。

まとめ|ミリキャンバスは危険というより、仕事で使う範囲に注意が必要

ミリキャンバスは、テンプレートやAI機能を使って資料や画像を作成できる便利なオンラインデザインツールです。

韓国発のサービスであることや、AI機能を搭載していることだけを理由に、危険なサービスと決めつける必要はないでしょう。

ただし、仕事で使う場合は注意点があります。

特に確認しておきたいのは、ミリキャンバス上で編集・保存したデザインデータの扱い、AI機能に入力した内容の扱い、商用利用の範囲、著作権、PowerPoint形式での共有・納品です。

公開前提のチラシ、SNS画像、Webバナー、営業資料のたたき台などであれば、ミリキャンバスは使いやすいツールです。

一方で、顧客情報、個人情報、社外秘の数値、未公開の提案内容などをそのまま入力する使い方は避けた方が無難です。

実務では、ミリキャンバス上ではダミーデータや仮の文章でデザインを整え、正式な情報はダウンロード後に社内環境で書き加える運用が安全です。

また、外部に共有する場合はPDFなど編集できない形式を基本にし、PPTXファイルをそのまま顧客へ納品する使い方には注意しましょう。

ミリキャンバスは、使い方を誤ると情報管理や権利関係でトラブルになる可能性があります。

しかし、入力する情報と制作物の利用範囲を確認して使えば、小さな会社の資料作成や画像制作を助けてくれる実用的なツールです。

危険だから使わないのではなく、どこに注意すれば安全に使いやすいのかを理解したうえで活用する

それが、ミリキャンバスを仕事で使うときの現実的な判断だといえるでしょう。

ミリキャンバスは無料プランから試せます。

まずは公開前提の資料やサンプルデータで操作感を確認し、自社の業務に合うかどうかを見てみるとよいでしょう。

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