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定期的なメール配信やメルマガを始めようとしたとき、検討したいのが「める配くん」のようなメール配信システムです。
送信漏れや宛先の誤り、設定ミスによる情報漏えいなど、メール配信で「よくあるミス」を防ぐには、手動メール配信では限界があるからです。
とはいえ、いきなり高価で高機能なツールを導入するほどではない。そんな小さな会社にとって、メール配信システム「める配くん」は選択肢に入りやすいサービスです。
める配くんには最小限の機能を備えた月額2,380円(税別)のライトプランを入り口に、上位拡張版としてスタンダードプランやプロプランが用意されています。
必要とする機能や配信規模に応じて段階的にプランを選べるため、これからメールマーケティングを始める会社にとっても検討しやすい料金体系といえるでしょう。
もちろん、入口の料金だけを見れば、これよりも安いツールもあります。
では、める配くんの料金は「高い」のでしょうか。
この記事では、める配くんの料金や機能、評判などを確認しながら、どんな会社に合うのかを整理します。
める配くんとは?小さく始めて広げやすいメール配信システム
- ツール名:める配くん
- 運営会社:株式会社ディライトフル
- 利用期間:3カ月~
- 料金:月額2,380円(税別)~
「める配くん」は株式会社ディライトフル(東京都江東区)が開発・運営するメール配信システムです。
会社設立は2000年。める配くん自体も2002年から提供されており、20年以上の運用実績があります。
小さく始めて、必要に応じて同じサービス内で機能を広げやすいことが特徴で、もっとも手軽なライトプランは月額2,380円(税別)から利用できます。
では、それぞれの料金プランにはどのような違いがあるのでしょうか。
める配くんの料金プラン
める配くんには、ライト、スタンダード、プロ、アタッチの各プランがあります。
ライトプランは登録アドレス数5,000件、月間配信数30,000通までという明確な上限があります。スタンダードプラン、プロプランは登録アドレス数、月間配信数に応じて同じプラン内で料金が変わっていくシステムになっています。
主な料金と用途を整理すると、次のようになります。
| プラン名 | 金額・制限 | 用途・機能 |
|---|---|---|
| ライトプラン | 月額2,380円(税別) 登録アドレス数5,000件 月間配信数30,000通まで | シンプルにメール配信を始めたい人向き 簡易HTMLエディタ 操作ログメール通知 読者登録フォーム1つ |
| スタンダードプラン | 月額3,500円(税別)~ 登録アドレス数7,000件 月間配信数42,000通~ | ステップメールや電話サポートも使いたい 高機能HTMLエディタ ステップメール(シナリオ数 1) 誕生日メール Googleスプレッドシート連携 電話サポート など |
| プロプラン | 月額4,800円(税別)~ 登録アドレス数3,000件 月間配信数18,000通~ | 外部連携含め本格的な運用をしたい ステップメール(シナリオ数 無制限) リターゲティング配信 WordPress連携(Contact Form 7) kintone連携 API公開 など |
| アタッチプラン | 月額3,800円(税別) 登録アドレス数500件 月間配信数6,000通まで | 添付ファイル付きメールを送りたい 簡易HTMLエディタ ステップメール(シナリオ数 1) Googleスプレッドシート連携 添付ファイル3ファイル・計3MBまで対応 など |
基本的にはライトよりスタンダード、スタンダードよりプロのほうが使える機能が広がっていく設計です。
一方、アタッチプランは少し位置づけが異なります。通常のメルマガ配信を強化するというより、添付ファイル付きメールを送りたい場合に確認するプランと考えるとよいでしょう。
ライトプランではメールによる問い合わせのみですが、スタンダード以上のプランでは問題が発生した場合に電話で問い合わせができる「電話サポート」が提供されているのも特徴的です。
電話で相談できる環境が月額3,500円から用意されているのは、専任の情シスを置けない小規模企業にとって安心材料になりやすいでしょう。
める配くんの料金は高いのか?小さな会社に“ちょうどいい”理由
める配くんは小さく始めて必要になったら広げるという運用がしやすいメール配信システムです。
しかし、その月額は入口の「ライトプラン」で2,380円(税別)。料金だけを見れば、これよりも安いメール配信システムは複数あります。
実際に、業界最安級をうたう「さぶみっと!メール配信」は月額1,170円のプランを提供しています。
しかし、「高い」か「安い」かは料金だけで決まるものでもありません。
小さな会社がメール配信を「育てていく」ことを考えると、める配くんには料金だけで測れない価値があります。
何が違うのか、その理由を見ていきましょう。
配信数上限が比較的広く「見直しコスト」が生じにくい
める配くんのライトプランはアドレス登録数5,000件、月間配信数30,000通が上限です。
対する「さぶみっと!」のライトプランは月額1,170円(税別)と安いものの、登録数1,000件、月間配信数1,000通が上限です。
これを超える場合は月額2,600円(税別)のベーシックプラン(アドレス上限6,000件、月間配信数50,000通)に乗り換えが必要になります。
一つでも階段を上ると、月額料金が逆転するわけです。
月間配信数1,000通は、週に1回メールを配信する運用で考えると、アドレス登録250件で上限に達する計算です。
名刺交換した相手にメールを届けていくような運用の場合、比較的早い段階でプランの見直しが必要になります。
プランの見直しは「コスト」になる
料金が変わる場合、多くの会社では何らかの社内確認や手続きが必要になるはずです。
稟議を起こして確認に回し、変更手続きを取る。
大した手間ではないかもしれませんが、仮にかかわる人の時間コストを3,000円/時で考えるとそれなりのコストがかかります。
最初からある程度広く上限がとられているめる配くんの方が、見直しコストは少なく済む可能性があるのです。
豊富な機能で運用を広げやすい
める配くんは、スタンダード、プロと進むにつれて、機能が強化されていく設計になっています。
スタンダードでは「ステップメール」や「Googleスプレッドシート連携」が使えるようになり、プロでは「リターゲティング配信」「WordPress連携」「kintone連携」「API公開」などにも対応します。
対して、さぶみっと!はプランが変わっても配信数上限などが広がるだけで、機能自体が増えるわけではありません。
マーケティング的な機能が必要になった場合には、別のツールへの乗り換えが必要になるかもしれません。
ツールそのものが変わる場合、「見直しコスト」に加えて使い方を学ぶ「学習コスト」も発生します。
同じ環境のまま、機能追加ができる点は、こうした見えないコストを抑える効果も期待できるのです。
電話サポートがある安心感
める配くんは、スタンダードプラン以上の利用で電話サポートが利用できます。
メール配信を始めると、接触範囲は一気に広がります。その結果、次のような問い合わせが届く可能性もあります。
- メールが迷惑メールに入ってしまう
- 本物のメールなのか分からない
- 配信停止の方法を知りたい
自社で解決できる場合は問題ありませんが、原因がわからない場合はサポートを頼ることになるでしょう。
メールサポートのみの場合、返答までの時間が読めません。
一方、電話の場合は先方担当者にその場で状況を説明し、対応を確認することができます。
「いま確認中です」
「設定の見直しを行っています」
と社内外に伝えられるだけでも、不安は大きく軽減されます。
ツールそのものの機能だけでなく、困ったときに相談できる窓口があることも、企業運用では重要な要素です。
最初はライトプランでスタートし、運用に不安を感じたらスタンダードに移行する。
こうした運用が可能な点も、める配くんのメリットといえるのです。
高いか安いかは「運用後」を含めて考えたい
ここまで見てきた通り、める配くんは料金だけで考えると、最安の商品ではありません。
しかし、「最初の配信数上限が比較的広い」「上位プランの機能が豊富」という設計は、運用後の見直しコストを下げる効果が期待できます。
電話サポートも運用後のトラブル解決を助けてくれるでしょう。
小さな会社では、運用時にかかるリソースも大きな問題です。
める配くんの料金が「高い」か「安い」かは料金だけでなく、運用後の見直しコストやサポート体制まで含めて考えるべきなのです。
める配くんの評判は?口コミを見る際の注意点
める配くんの評判を複数のレビューサイトや比較サイトで確認すると、操作性や料金、サポートに関する肯定的な口コミが目立ちます。
特に多いのは、管理画面やエディターが比較的シンプルで使いやすいという評価です。専門的な知識がなくてもメールを作成しやすい、月数千円で必要な機能を使える、サポートに安心感がある、といった声が見られます。
一方で、気になる口コミや注意点がないわけではありません。
例えば、配信予約をした後の修正が少し面倒など管理画面の細かい不満や、メニュー配置などUIに関する疑問、より詳細なレポート機能が欲しいという声などが見つかりました。
興味深いのは、シンプルなUIを評価する声がある一方で、物足りなさを指摘する声もあることです。
これは矛盾しているというより、使う人や運用目的によって評価が変わる部分だと考えた方がよいでしょう。
こうした点を確かめる方法として、める配くんには2週間の無料トライアルが用意されています。
実際の導入を決める前に、次のような点を無料トライアルで確認しておくとよいでしょう。
管理画面は見やすいか。
リスト登録や更新の流れは分かりやすいか。
テスト配信や予約配信を迷わず行えるか。
開封率やクリック率の確認画面は見やすいか。
口コミは参考になりますが、使いやすさは実際に触ってみないと判断しにくい部分です。
価格や口コミだけで決めるのではなく、無料トライアルで実際の操作感を確認してから判断するのがよいでしょう。
める配くんが向いている会社
める配くんが向いているのは、まずは手動メール配信から抜け出したい会社です。
たとえば、名刺交換した相手や既存顧客に対して定期的に案内を送りたいものの、GmailやOutlookでの手作業をこのまま続けるのは不安がある。
そうした段階の会社が、最初に手を付けるメール配信システムとしてはかなり相性が良いでしょう。
専任のマーケ担当や情シスがいない小さな会社であれば、さらにメリットが大きくなります。
スタンダード以上では電話サポートが受けられるため、「ライトプランでスタートし、不安を感じてきたらスタンダードへ」という使い方も可能です。
最初の投資を抑えつつ、少しずつ運用を広げていく。
そんな運用を目指す会社であれば、める配くんのメリットを生かせるはずです。
める配くんが向かない会社
逆に、める配くんが向かないのは、階段状の料金体系が不要な会社かもしれません。
たとえば、「すでに大量の配信対象者がいる」という場合であれば、階段状の料金にあまり意味がないでしょうし、「将来的にも少数への配信しかしない」という会社であれば、サポートよりも安さを重視すべきかもしれません。
また、最初から多様な機能を活用した本格運用を想定している会社にも、やや向きにくい面があります。
最初の段階からそこまで求めるなら、配信数上限が無く機能も豊富な「ワイメール」(月額4,980円)など、他のツールを含めて検討したほうがよいでしょう。
つまり、める配くんは「小さな会社の最初の一歩」には向いていますが「運用が固定している会社」や「最初から高度運用をしたい会社」には必ずしも第一候補とは限らないのです。
まとめ|める配くんは“最初の一歩”として有力
める配くんは、最安だけを売りにするメール配信システムではありません。
それでも小さな会社にとって検討しやすいのは、比較的料金の安いライトプランで始めて、必要に応じてスタンダードやプロへ移行する選択肢があるからです。
スタンダード以上では電話対応やステップメールなども利用でき、運用を同じ環境のまま強化しやすいのも、小さな会社にとってはメリットになるはずです。
こうした設計は、手動メール配信から仕組み化へ移る最初の段階にかなり合っています。
価格だけを見れば、もっと安いサービスもあります。
ただ、小さな会社が実際に困りやすいのは、導入時の数百円、数千円の差よりも、あとからの見直しや乗り換え、操作の覚え直し、社内説明にかかる負担です。
いきなり高機能なツールを入れるほどではない。
しかし、手動配信のまま続けるのは不安がある。
そう感じているなら、める配くんは“最初の一歩”としてかなり有力な選択肢だといえるでしょう。

